『2007年度演奏料ランク申請』についての各レコードメーカーとの交渉結果と、今年度の演奏料設定に関する重要なお知らせです。
《レコードメーカーからの回答について》
2007年度ランク申請に関する、レコードメーカーサイドの回答は以下の通りとなりました。
●2005年度交渉が合意に至らなかった結果生じていた「メーカーランク(レコードメーカーサイドが認めているランク)」と「音事連ランク」の二重構造については、「音事連ランク」の金額に統一する。
●それ以外の値上げや新規のランク申請には一切応じられない。
●ただし、2008年度において、5年以上据え置きとなっている方については、上げ幅\1,111を上限として値上げを認める。
●2008年度において新規に申請される方については、上限\11,111で受け付ける。
2006年度一旦見送り、万全の準備の下で臨んだ2007年度演奏料ランク申請ですが、結果は以上の通り事実上ゼロ回答に等しいものとなりました。
二重ランク状態が解消されたことは歓迎出来ますが、それ以外の値上げは一切認めず、さらに新規申請も認めないという回答をどのように評価すればよいのでしょうか。加えて、来年度以降は5年で\1,111の値上げを認めるとしていますが、これは10年間で\2,222しか値上げ出来ないことを意味しており、今回申請された方々は勿論、今後申請を考えておられる方々にとっても到底受け入れ難い内容と言わざるを得ません。
《【マイ・ランク】の活用について》
しかし、二重ランク解消に関して音事連交渉委員の方に相当なご苦労いただいた点や、ランク制度が演奏家に有利に働く面もあるという意見もあることから、今回の回答を不満として一気にランク制度廃止に向かうことは避けるべきとの考え方に基づき、音事連と合同で慎重な検討を加えました。
その結果、次のような結論に至りましたので、ご報告致します。
従来、ランク申請をしてもレコードメーカーサイドに認められなかった方々があくまでも申請した金額での仕事を希望される場合には、【ランク外=指名のみ】という取り扱いを選択することが可能でした。つまりレコードメーカーの認めたランクとは異なる金額を設定し、その金額で良ければ使ってくださいという意味合いで【ランク外=指名のみ】という表現を使うわけです。この数年間ランクの金額が上がらなかったこともあり、現状すでにかなりの方々がこの【ランク外=指名のみ】を選択されている実態があります。
【ランク外=指名のみ】であるからといって特別不利な扱いを受けるわけではなく、ランク表に「ランク外」として金額が記載されるだけのことです。勿論、予算等を重視するセッションの場合には金額等の兼ね合いから敬遠される可能性がないとは言い切れませんが、この取り扱いを選択される方々が今後増えていくことによって、ランク制度を必要とする方々には影響を与えずに料金設定の自由度を確保してゆくことが出来ることになります。
しかし、【ランク外=指名のみ】という呼び方はいかにも「マイナー」なイメージではないか?という意見もあり、【マイ・ランク】という呼び方に変更しようということになりました。
その上で、今後毎年、申請→交渉→決裂を繰り返してゆくよりも、以後値上げや新規にランクを希望される方々を【マイ・ランク】の取り扱いとしてゆくことによって、【マイ・ランク】が事実上のスタンダードとして機能するような方向で考えてゆこう、との結論に至りました。
以上、2007年度演奏料ランクに関する重要なお知らせを致しました。
《【説明会】の実施について》
上記にてお知らせ致しました【マイ・ランク】取り扱いに関する説明会を、下記の通り実施致します。
さらに詳しくお知りになりたい方、今後の演奏料ランクについてお悩みの方等、どうぞお気軽にご参加ください。
【名称】 「2007年度以降のランク制度に関する説明会」
【日時】 2007年7月24日(火) 午前10時~12時
【場所】 TEPIA(テピア)プラザ 4階 ホール
住所:東京都港区北青山2-8-44 TEL:03-5474-6111